国内には2021年現在、約1900万件ほどの飲食店が全国各地に点在をしています。中華料理からフレンチ、さらにはイタリアンなどいろんなメニューを用意してるのが特徴で、日本は先進国随一の飽食国家とも言われているほどです。安価でどなたでも利用がしやすい施設でもあり、週1回は足を運んでいるという方も多いことと存じます。そしてこれらの店では、必ず各自治体の保健所の指導に則った営業を行わないといけません。
そこでここでは、保健所で指導をしている義務について、簡単に解説をしていきましょう。その義務とは、食品衛生法に則った指導である品質管理です。提供をしている料理に使っている食材の検体を、毎月一回提出をされるのが特徴です。検体はカスタムソケットという専用の機材を使用して採取をされており、以前はアナログ式のアイテムでした。
2000年頃からデジタル化となったカスタムソケットで、その場で計200項目のチェックを終えることができます。デジタルタイプのカスタムソケットにスポットを当ててご紹介をすると、検査をおこなった結果はクラウドサーバー上で保存をされ、すべてのデータを保健所でデータベース化をされるものです。もしもO157などの食中毒が発生した場合、すぐにデータベースを参照して感染源を突き止めることができます。カスタムソケットは基本的には使い捨てとなっており、シリコン樹脂製で作られているアイテムで安価なものです。