雨漏りで発生した被害に対しては火災保険が適用できることもあります。この場合、時に高額になる修理費用の一部が負担されるので、経済的にはとてもメリットが大きいです。ただし雨漏り火災保険に関しては、クリアしなければならない条件もあるので、それは事前に把握しておくのが望ましいです。条件は以下の通りです。
まずは火災保険に加入しており、かつ風災補償に加入していることです。この風災補償は、ほとんどの場合は基本補償としてついています。しかし保険加入状況は個々により異なります。もし、この部分の補償に加入していない場合は、雨漏り火災保険の適用にはなりません。
それから雨漏り火災保険とは言うものの、これは風災による損失と言う扱いとなります。よってただ単に強い雨が降っただけでは対象外で、そこには強い風が吹いていたことも条件です。この強い風と言うのは最大瞬間風速のことであり、これが秒速20m以上、吹くことが条件となっています。この数字がどれくらいの風なのかはなかなか想像しにくいかもしれませんが、実はそれほど珍しい強さの風ではないとされています。
ですから強い風を伴った雨により雨漏り被害が発生した場合は、ほぼこの条件は満たしていると考えられます。そして期限です。雨漏り火災保険に関しては、強い風が吹いて被害を受けた日から3年以内に申請をする必要があります。またその被害がたとえ風雨によって発生したものであったとしても、その部分に経年劣化などが発生してた場合は雨漏り火災保険の対象外です。
よって日頃から、住宅のメンテナンスは必要不可欠です。